今年、宮崎県で発生した口蹄疫は極めて甚大な被害をもたらしました。
記録によれば、
28万8643頭を殺処分した。畜産関連の損失は1400億円、関連損失を950億円とした、とあります。
約4か月で終息宣言。この早さには、再生への強い意志を感じます。
先日の新聞によれば、地元都農町に建てられた、犠牲になった家畜を悼む「畜魂碑」には、
次のような言葉を刻んだそうです。
「不本意なれど奪われし命、この地を離れ天の地で遊べ」
犬を飼っているから分かる、などとは申しません。たとえやがて食べられてしまう命でも、
どれほどの愛情をもって育てるのでしょうか?それなしに、健やかな命は育たないでしょう。
生活を支えてくれて、感謝の気持ちでいっぱい、とのことばは自然なものと思います。
天の地で遊べ・・・ その姿がはっきり見えます。